W.F.S.的なLA生活

ワイン、フード、スポーツを愛するロサンゼルス在住者Ritzの日記

予備校がなくなったほうがいいって?

「有名受験予備校を名指しで「つぶれろ!」 茂木健一郎氏の偏差値入試批判がネットで物議」

別に偏差値を計算しているのは予備校だけじゃないし、普通の学校でもおおいに活用されている。そもそもこの茂木って人は予備校に行ったことがあるのか?

私は大学浪人時に1年間駿台予備校に通った人間だが、予備校を否定する気にはとうていなれない。なぜなら、その授業があまりにも素晴らしかったからだ。駿台のプロの講師の授業を受けてしまうと、眠気と戦うのに必死だったあの高校時代の授業はなんだったのかと思えてしまう。

駿台の講師はまさに教えることに関してはプロ中のプロ。もちろん高校の教師だってプロのはずだが、なによりも違うのは、予備校講師は激しい生存競争をくぐってきていることだ。生徒に「この人の授業は役に立たない、面白くない」とダメ出しされると見る見る間に生徒が減ってしまう。300人も入る大教室が、1ヶ月後には10人くらいしか入っていないということもあった。

実際、私が通っていた頃、東京外国語大学の名誉教授が英文読解の新任講師として来たのだが、この人、肩書きはすごいが講義が面白くなく、あっという間に誰も出席しなくなってしまった。浪人生にとって、時間は貴重だ。限られた時間の中で最大限に学力を上げなくてはならないのだから、出ても無駄な授業は遠慮なく切り捨てる。そんなわけで、この大先生、やはり夏休み前にはクビを切られちゃったね。(少年ジャンプの漫画家が読者アンケートの結果が悪いと連載打ち切りになるのと似てる)

そんな生存競争をくぐって生き残っている講師の授業は本当に素晴らしいものだ。たとえ知っている知識でも、違う角度からの見方を提示してくれるなど、本当に「目から鱗」が次から次へと落ちる。人気講師ともなるとモグリの生徒も押し寄せて、満員札止め、立ち見、座り見。。。教える方も、教わる方も熱気にあふれた講義が展開される。

それに比べれば、高校の教師など公務員だし、大きなミスがなければ一生安泰。授業が面白かろうが、つまらなかろうが生徒が目の前から消えることもない。正直、ぬるすぎる。PTAや学校行事など授業以外にこなさなくてはならない仕事が多い点は考慮するとしても、教えることに関しては、それこそ予備校講師陣がプロ野球チームなら、高校教師は強豪草野球チーム、くらい実力が違う。

そんな予備校を一方的に「なくなれ」というこの脳科学者は、あまりに狭量だ。しかも偏差値を否定するのは結構だが、それを「予備校なくなれ」という短絡的な表現方法でしか語れないのは、国語力の欠如か?一度自分の脳の中を人に見てもらったらどうだ?
  1. 2014/05/15(木) 05:27:48|
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鹿児島出身、10月21日生 血液型B型
1995年よりロサンゼルス在住
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