W.F.S.的なLA生活

ワイン、フード、スポーツを愛するロサンゼルス在住者Ritzの日記

ワールドカップ2014 ブラジル大会 日本代表総括

日本、グループリーグ敗退。私もザッケローニ体制になってからずっと見ていたが、固定メンバーで戦う彼のスタイルはいつか失敗するような気がしていた。結局、ザッケローニは、サムライジャパンどころか、「行き当たりバッタリジャパン」と呼んだ方がピッタリの、危機管理のできない監督だった。

就任時からザッケローニは攻撃サッカーをかかげ、選手も「自分たちのサッカーをすれば勝てる」と言っていた。ところがW杯に出てくるようなチームは簡単に自分のサッカーなんてやらせてくれない。パスをつないで攻撃するはずが、実は相手にボールを持たされているだけ。ボール支配率は高くても、結果的にダラダラとスピード感のない攻めを繰り返すだけで、体力と集中力がなくなるころにはカウンターでボコボコにやられてしまう。

そもそもどんな相手でも自分の型で勝ててしまうなんてのはブラジル、オランダなど横綱級の能力のあるチームだけだ。日本の場合はむしろ、守備力を中心にチームを組み立て、試合では相手をよく見て、その弱点を突くサッカーでないと勝ち上がれないのではないだろうか。つまり、綿密な観察と分析に基づいて、相手に合わせて自分たちのスタイルも変幻自在に変えるサッカーこそが日本の目指すべきサッカーだと思う。例えば高さのないチームにはクロスで勝負、スタミナのないチームには後半勝負、スピードのないチームはスピード勝負などなど。そのためにはいろいろなタイプの選手を集め、選手の特長を活かした様々な戦法を熟成させていくことこそ大事だ。

ザッケローニには欧州でプレーする選手、特に本田を中心に、固定メンバーで戦った。これはまさに横綱の戦い方だ。ところがそんな正攻法が通用するほど世界は甘くなかったのだ。結局23人もメンバーを選べるのに、誰をどんな局面で使うのかもハッキリしない選手選考を行い、実際の試合ではチームも混乱した。

あと、私が今大会を見て思ったのは、所属チームでレギュラーも取れず、常時試合に出ていない選手は使うべきではないということだ。今日のコロンビア戦、本田はスピードがなく、香川はシュートをことごとく外したが、いずれもコンディション不良というか、試合に出ていない事による試合勘の欠如が原因だと思う。それから大久保を重用したが、いきなり直前に呼ばれたからか、周りの選手と意思疎通ができていなかった。試合で使うのなら、そんな行き当たりバッタリをせず、もっと早くから呼んで、チーム内で意思疎通ができるようにしておくべきだった。

そう言えば4年前、南アフリカ大会の前にも岡田ジャパンについて記事を書いていて、今振り返ってみた。
W杯 --- 理想と目標の混同
そのとき私は、岡田監督の掲げる全員によるプレスサッカーを90分続けるのはムリだと思っていた。そしたらあまりのテストマッチの酷さに彼も方針転換して、大会直前に守備的戦術へと大きく舵を切り、結果として成功した。方針がハッキリしている分、ザックよりは岡田の方がマシだった。

意図の感じられない選手選考、選手のコンディションの悪さ、守備の崩壊などザッケローニの4年間は完全に失敗した。あの程度の作戦なら私でも監督ができるよ(笑)。4年後はちゃんと現状把握、明確なビジョンのある監督を選んで欲しい。
  1. 2014/06/24(火) 15:40:18|
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鹿児島出身、10月21日生 血液型B型
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