W.F.S.的なLA生活

ワイン、フード、スポーツを愛するロサンゼルス在住者Ritzの日記

オリンピックにモノ申す(3)

オリンピックを中継するテレビメディアについて考えを述べたい。
(1)実況アナウンサーがしゃべり過ぎ
民放のアナウンサーは昔からそうだったが、最近はNHKのアナですら、しゃべりすぎだ。体操にしろ、水泳にしろ、陸上にしろ、どの競技でも競技中、アナウンサーはしゃべりっ放しだ。
よく聞いていると、「この日のために○○○の練習に明け暮れてきました」とか「スタンドでは両親とコーチの○○○が見守っています」とか試合経過とは直接関係のない情報のてんこ盛りだ。とにかく事前に仕入れた豆知識は、放送中に全部披露すべきと思っているかのようだ。マラソンなどは、よくもまあ、2時間半もしゃべり続けられるものだと不快を通り越して、あきれてしまう。

確かに、いいプレーが出た時や勝負のクライマックスでは、声のトーンが上がってしまうのは仕方がないし、それは雰囲気を盛り上げる上で効果的だろう。しかし、少なくとも、それ以外の静かに進む局面の時くらいは静かに観戦させて欲しいものだ。視聴者としては、じっと戦況を見ていたい場面で実況がくだらないことをペラペラとしゃべられると本当に興ざめなのだ。
 
とにかく、メディアの1番の勘違いは、「自分たちの仕事は感動を伝えることだ」と思っていることだ。特に民放のアナウンサーは「感動しました」とか「素晴らしい」とかエモーショナルな実況に走りがちだ。情報の受け手としては、アナウンサーによる感動の押し売りはやめてもらいたい。メディアは実像をただ冷静に流してくれればいいだけで、それに感動するか、がっかりするか、それは受け手の問題であり、メディアが受け手の感情を操作しようなどとは思い上がりも甚だしい。

過剰な実況はこの20年ぐらいで特にひどくなった。私が思うに、それはインターネットの発達と歩を一にしている。テレビ側は明らか自分たちこそ最高のメディアであるとのプライドを持つと同時に、存在感を増すネットに脅威を感じている。だからこそ、視聴率の上がるオリンピックなどの大舞台では、ここぞとばかりに過剰と思えるほどの情報を流し、自分たちの優位性を示そうとするのだ。

日本に比べると米国でオリンピックを独占中継するNBCの実況はとても聞きやすい。アナウンサーも解説者もしゃべるタイミングと内容についてよく理解している。だから、日本のアナウンサーには是非、米国のスポーツ中継を勉強してもらいたい。彼らがどんなときにしゃべるのかよりも、どんなときにしゃべらないのか、どう映像に任せているのかを見習って欲しい。
  1. 2016/08/22(月) 23:59:37|
  2. スポーツ
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鹿児島出身、10月21日生 血液型B型
1995年よりロサンゼルス在住
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