W.F.S.的なLA生活

ワイン、フード、スポーツを愛するロサンゼルス在住者Ritzの日記

ラスベガス銃乱射事件と憲法

 ラスベガスでまたもや悲惨な銃乱射事件が起きた。もう何度このような悲劇を繰り返せば、アメリカ社会は銃規制を進めるのだろう?それまで何人の国民の命を失わなければならないのだろうか?
 アメリカで国民に銃所持を認めている根拠は合衆国憲法に「武装する権利」が謳われているからだ。この規定ができた頃は、まさか不特定多数の人に向けて銃を乱射するような人間が出てくるとは想定もされていなかったのだろう。しかし時代は変わり、自分の鬱積した感情を全く関係のない他者に向けて銃乱射という形で噴出させる気が狂ったような人間がどんどん生み出されている。しかもマシンガンのような1人で何百発もの弾丸を連射できる強力な銃が生み出された。
 今回、仮に会場で狙われた人々全員がピストルやライフルで「武装」していたとしても、遙か上空のマシンガンから降り注ぐ銃弾には全く無力だっただろう。つまりマシンガンのような強力な武器や、高層ビルの上空からの攻撃に対しては、今や「武装する」ことは身の安全を守るにはほとんど役に立たなくなってしまっているのだ。むしろ、安全のために「武装」するよりも、「武装」自体を禁止してしまった方が多くのアメリカ人にとっては安全上のメリットが遙かに大きいのは自明の理だろう。
 つまり、アメリカでは銃規制の議論の前に、何よりも憲法改正をして、武装する権利を制限するのがあるべきステップだ。根本の部分を変えないと巨大な政治的、経済的利権となっている銃業界の抵抗で、銃規制は進みっこない。
 振り返って、日本はどうだ?護憲派という人達は、憲法で武力を禁じているから平和が保たれていると主張し、「憲法改正=悪」というロジックから一歩も出ようとしない。憲法前文には有名な「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」武装しないと書いてあるのだが、今や、隣国には核ミサイルを日本に向け、「日本の4島を沈めてやる」と言い放つ指導者がいるのだ。こいつの事も信頼しないといけないのか?大多数の国民はこの憲法前文はすでに時代に合わないと感じているはずだ。憲法の存在理由が国民の生命と財産を守ることであれば、時代に合わなくなった憲法を見直していくのは当然のことだ。
 アメリカも日本も、国民を守るために、時代に合わせて憲法を変えていくというのがあるべき姿だと思うが、時代の変化をあえて無視して、たとえ国民を危機にさらしたとしても自分たちに利する憲法を守ろうとする人達が大勢いる。困ったものだ。
  1. 2017/10/02(月) 06:37:46|
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鹿児島出身、10月21日生 血液型B型
1995年よりロサンゼルス在住
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